Excelで最初に覚えるべき関数5選!

公開日:2024.04.26 最終更新日:2024.04.26

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関数の前に!Excelの数式の基本

Excelを使い始めたばかりの方にとって、数式の基本を理解することは非常に重要です。数式は、セル内に計算式を入力することで、自動的に計算結果を得られる機能です。Excelの数式は、通常「=」記号で始まります。

例えば、セルA1とセルA2の数値を足し合わせるには、セルに「=A1+A2」と入力します。同様に、引き算、掛け算、割り算もそれぞれ「-」、「*」、「/」を使用して表現できます。

数式をより効果的に使用するためには、以下のポイントを押さえておきましょう:

相対参照と絶対参照: 数式内のセル参照には、相対参照と絶対参照の2種類があります。相対参照(例:A1)は、数式をコピーしたときに参照するセルが参照元に連動して変化します。絶対参照(例:$A$1)は、数式をコピーしても参照するセルが変化しません。適切に使用することで、数式の再利用性を高めることができます。

エラーチェック: 数式を入力する際には、エラーが発生することがあります。例えば、「#DIV/0!」はゼロでの割り算を試みたときに表示されます。エラーが発生した場合は、数式を見直して問題を解決しましょう。

これらの基本を理解することで、Excelでの数式の使用がよりスムーズになります。次に、初心者におすすめのExcel関数5選を紹介します。

覚えておきたいExcel関数5選

Excelを使いこなすためには、関数の知識が不可欠です。ここでは、最初に覚えるべきExcel関数を5つ紹介します。

SUM関数

数値の合計を求める基本的な関数です。例えば、

=SUM(A1:A10)

と入力すると、セルA1からA10までの合計値を計算します。財務管理やデータ分析など、さまざまな場面で活用できます

AVERAGE関数

数値の平均を求める関数です。

=AVERAGE(B1:B10)

と入力すると、セルB1からB10までの平均値を計算します。データの傾向を把握する際に便利です。

MAX関数とMIN関数

数値の最大値と最小値を求める関数です。

=MAX(C1:C10)

と入力すると、セルC1からC10までの最大値を、

=MIN(C1:C10)

と入力すると、最小値を計算します。データの範囲を確認する際に使用します。

IF関数

条件に応じて異なる結果を返す関数です。

=IF(D1>10, "合格", "不合格")

と入力すると、セルD1の値が10より大きい場合は「合格」、そうでない場合は「不合格」を返します。合格不合格の判定や、出席希望日別の入力など、2つ以上の場合に分かれる入力を行う際に重宝します。

VLOOKUP関数

表内で指定した値を検索し、対応する値を返す関数です。

=VLOOKUP(E1, F1:G10, 2, FALSE)

と入力すると、セルE1の値をF1:G10の範囲で検索し、該当する行の2列目の値を返します。データベースのように使いたい時に便利です。

これらの関数は、Excelでのデータ分析や表計算において非常に重要な役割を果たします。これらをマスターすることで、Excelの基本的な操作がよりスムーズになり、より高度な機能にも挑戦しやすくなります。次に、中級者向けの覚えておくと便利なExcel関数について見ていきましょう。

中級者向け 覚えておくと便利なExcel関数3選

Excelの基本的な関数をマスターした後は、さらに高度な関数に挑戦してみましょう。ここでは、中級者向けに覚えておくと便利なExcel関数を3つ紹介します。

COUNTIF関数

条件に一致するセルの数を数える関数です。例えば、

=COUNTIF(A1:A10, ">5")

と入力すると、セルA1からA10までの範囲で、値が5より大きいセルの数を返します。特定の条件に合致するデータの数を知りたい時に便利です。

SUMIF関数

条件に一致するセルの合計を求める関数です。

=SUMIF(B1:B10, "<=10", B1:B10)

と入力すると、セルB1からB10までの範囲で、値が10以下のセルの合計を計算します。条件に応じた合計値が必要な場合に使用します。

INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ

これら二つの関数を組み合わせることで、より柔軟な検索が可能になります。例えば、

=INDEX(C1:C10, MATCH("検索値", C1:C10, 0))

と入力すると、C1:C10の範囲で「検索値」に一致するセルの値を返します。VLOOKUP関数よりも複雑な検索が求められる場合に役立ちます。

これらの関数は、Excelでより複雑なデータ処理や分析を行う際に非常に有用です。基本的な関数に慣れたら、これらの中級者向け関数にも挑戦してみてください。次に、Excelの使用に関する「よくある質問」について解説します。

よくある質問

Excelの使用に関しては、多くの方がさまざまな疑問を持っています。ここでは、Excelに関するよくある質問とその回答を紹介します。

  • Q: Excelでセルの書式をコピーするにはどうすればいいですか?
    A: セルの書式をコピーするには、「書式のコピー/貼り付け」機能を使用します。書式をコピーしたいセルを選択し、ホームタブの「書式のコピー」ボタンをクリックします。次に、書式を適用したいセル範囲を選択し、「書式の貼り付け」をクリックします。
  • Q: Excelで複数のシートを同時に印刷するにはどうすればいいですか?
    A: 複数のシートを同時に印刷するには、まず印刷したいシートをすべて選択します。シートタブをCtrlキーを押しながらクリックすることで複数選択できます。次に、ファイルタブから「印刷」を選択し、印刷設定を行った後に「印刷」ボタンをクリックします。
  • Q: Excelで特定の条件に合致するセルの色を変更するにはどうすればいいですか?
    A: 条件付き書式を使用することで、特定の条件に合致するセルの色を変更できます。ホームタブの「条件付き書式」ボタンをクリックし、「新しいルール」を選択します。条件を設定し、フォーマットを指定した後に「OK」ボタンをクリックします。
  • Q: Excelでセル内の改行を行うにはどうすればいいですか?
    A: セル内で改行を行うには、入力中に「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押します。これにより、セル内で改行が行われます。
  • Q: Excelで作成した表をWordに貼り付けるにはどうすればいいですか?
    A: Excelで表を選択し、「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押してコピーします。次に、Wordに移動し、貼り付けたい位置で「Ctrl」キーを押しながら「V」キーを押して貼り付けます。貼り付けオプションを選択することで、表の書式を調整できます。

これらの質問と回答は、Excelの使用に関する一般的な疑問に対するものです。さらに詳しい情報や具体的な質問がある場合は、Excelのヘルプ機能を利用するか、オンラインで検索すると良いでしょう。また、実際に操作を試しながら、自分なりの疑問を解決していくことも重要です。

まとめ

Excelで数式や関数を使いこなすためには、基本からしっかり押さえることが大切です。まずは数式の基本を理解し、相対参照と絶対参照の違いやエラーチェックの方法をマスターしましょう。そして、Excelを使いこなすために不可欠な関数を覚えることも重要です。

初心者におすすめのExcel関数としてSUM関数やAVERAGE関数など、数値を扱う際に便利な関数が挙げられます。また、条件に応じて処理を分岐させるIF関数や、データを検索して取得するVLOOKUP関数も覚えておくと便利です。

次に、中級者向けのExcel関数として、より高度な処理が可能な関数を覚えてみましょう。COUNTIF関数やSUMIF関数は、特定の条件に合致するデータを数えたり合計したりするのに役立ちます。また、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせることで、柔軟な検索が可能になります。

Excelの使い方を学ぶ際には、実際に操作を試しながら学習することが大切です。さまざまな機能や関数を使って、自分なりにデータを処理してみましょう。また、困ったときはExcelのヘルプ機能やオンラインでの検索を活用し、解決方法を見つけていきましょう。 Excelの使い方をマスターすることで、効率的なデータ処理や分析が可能になります。

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